1. ドメインとは?
ドメインとは、インターネット上の住所のようなもので、Webサイトを公開する際に必要になります。例えば、「example.com」のような文字列がドメイン名にあたります。
2. ドメインの取得方法
ドメインを取得するには、ドメイン登録サービス(レジストラ)を利用します。代表的なサービスには以下のようなものがあります。
- お名前.com
- ムームードメイン
- Xserverドメイン
- Google Domains(2023年にSquarespaceへ移行)
ドメイン取得の流れ
- ドメイン検索:希望のドメイン名が使用可能か検索
- 登録手続き:取得可能な場合は、個人情報を入力し登録
- 支払い:登録期間を決めて支払い(1年~10年)
- DNS設定:サーバーと連携させるためにネームサーバーを設定
3. SSLとは?
SSL(Secure Sockets Layer)は、インターネット上の通信を暗号化する技術です。これにより、ユーザーとサイト間のデータ通信を安全に保つことができます。
SSLのメリット
- セキュリティ向上:データの盗聴や改ざんを防ぐ
- SEO対策:GoogleはSSL対応サイトを優遇
- ユーザーの信頼向上:URLの「https://」表示や鍵マークで安心感を提供
4. SSL証明書の取得と設定方法
SSL証明書を取得する方法は、以下の2つに分かれます。
(1) 無料SSLを利用する(Let’s Encrypt)
多くのレンタルサーバーでは、無料SSLの「Let’s Encrypt」を簡単に導入できます。
Let’s Encryptの設定手順(例:エックスサーバー)
- サーバーパネルにログイン
- 「SSL設定」へ移動
- 設定したいドメインを選択し、「無料独自SSLを設定する」をクリック
- 数時間待つと自動でSSLが適用される
(2) 有料SSLを利用する
企業向けサイトやECサイトでは、より信頼性の高い有料SSLが推奨されます。
有料SSLの種類
- ドメイン認証型(DV):個人サイトやブログ向け
- 企業認証型(OV):企業の公式サイト向け
- EV SSL(拡張認証型):厳格な審査を通過した企業向け
有料SSLの設定手順
- SSL証明書を購入(例:お名前.com、GlobalSignなど)
- CSR(証明書署名要求)をサーバーで作成
- SSL証明書をインストール
- ブラウザで「https://」が適用されているか確認
5. SSL適用後の注意点
SSLを適用した後、以下の点に注意が必要です。
- http → https のリダイレクト設定
.htaccess
にリダイレクトルールを追加
- ミックスコンテンツの確認
- CSSや画像などが
http://
のままだと警告が出るため修正
- CSSや画像などが
- Google Search Consoleの再登録
https://
版のURLを新たに登録
まとめ
ドメインの取得とSSLの設定は、Webサイト運営の基本です。特にSSL対応はサイトの信頼性向上やSEO対策にも影響するため、しっかり設定しておきましょう。